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高知県佐川町立尾川中学校の校長先生より『学校だより』を送っていただきました。
下の方にスキャンした物も貼ってあります。










学校だより NO.35・36 平成16年3月11日発行 佐川町立尾川中学校

青少年劇場「特別」小公演「ベロ出しチョンマ」


2月25日(水)に青少年劇場「特別」小公演「ベロ出しチョンマ」を本校で実施することができました。この小公演は「芸術鑑賞の機会に恵まれない地域の青少年に、優れた生(ナマ)の芸術を直接鑑賞してもらい、本物の芸術に触れる喜びを与えようとする」趣旨で行われています。今回は高知県・徳島県で行われました。

こうした機会に恵まれ、生の芸術を鑑賞できたことはこの上ない喜びです。出演者のバリトン歌手 境信博さん 二十絃箏の奏者 山田明美さん、本当にありがとうございました。午前中は新居小学校、午後は尾川中学校、そして翌日は大方の小学校、それから徳島県まで移動しての公演ということでした。ハードなスケジュールの中での公演、プロフェッショナルとはどういうことかを、どうあるべきかを教えていただきました。

生徒の感想文を何編か載せます。



「ベロ出しチョンマ」感想文


3年 西森 くるみ

オペラを見たのは初めてだったのですが、とても感動しました。
まず、二十絃箏を演奏していた山田さんに驚きました。休む暇なく両手を使って演奏していました。箏の演奏は何度か聞いたことがありましたが、山田さんが奏でるものは私の想像以上でした。ベロ出しチョンマの途中、箏を力強くたたいていたところは本当に印象的でした。その他にも、左手ではじいたり音をふるわせていたところもすごかったです。曲の表現の仕方がやっぱりうまいなと思いました。

また、境さんの声には圧倒されました。体育館中に響き渡るその声は非常に力強かったです。特にベロ出しチョンマを演じている境さんには目を離すことができませんでした。また、一人ひとりのセリフを工夫したり見ている人をあっと驚かす演技にはびっくりしました。

このお話はとてもかわいそうなお話でした。前々からお話は聞いていたけど、実際見るととっても迫力がありました。山田さんの箏の音色、境さんの声と演技、この二つがあったから見ている方々が感動したんだと思います。

卒業前にこんなすばらしい劇を見せて頂くなんて本当にうれしく思います。特に二十絃箏に関しては一生に何回も見られないものだと思うので、今日鑑賞したことをしっかり目に焼き付けておきたいと思います。




3年 河添 由夏子


オペラというものがあることは知っていたけれど、そのオペラを生でそれもかなり間近で見られてすごし感動したし驚きました。でも何より「えっ?!」って思ったのがオペラとお箏の共演でした。私が知っているのはピアノやバイオリンといったような楽器と・・・ってことだったので。でもよく聴いていると何かお箏とオペラの二つの音がよく合っていて気持ちよかったです。

私は歌うことが大好きで毎日よく歌っています。だけど、あのオペラの境さんみたいに発声量もないのですごく尊敬してますし、私なりにもっと出せたらいいなぁって思いました。

お箏は音楽の時間に学習したことがあったけど、今日はそれ以上もっとよく理解できたこともあってよい学習ができました。お箏はいろんな音があって、いろんな表現の仕方があって、いろんな弾き方があって、それが一つの音となって出てくる音色はなんとなく好きになりました。山田さんの手や指がすごくやわらかく動いたり、元気よくはねたり強くたたいたりしていて、なんていうか言葉に表すことができませんが「うわぁ!」って思いました。

「ベロ出しチョンマ」では題だけ聞くと楽しいお話かなぁと思っていたけれど、実際のお話は悲しいお話で私も悲しくなってしまいました。でも長松は妹のために最後まで変な顔をして、自分も怖いはずなのにおのお兄ちゃんぶりにまた感動しました。そのことを歌で表現し、顔で表現していてなぜか目をそらすことができませんでした。歌は人の心を楽しくさせてくれるので嫌いにはなれないものだと私は思っています。

オペラは初めは堅そうなイメージがあったけれど、今日観て聴いてそのイメージは一変し、私を何か変えてくれた気がしてものすごく楽しかったです。ありがとうございました。




3年 北添 佑

第一部の演奏ではすごくお箏がきれいな音でピアノかと勘違いしました。初めピアノをどこで弾いているのかと探していました。そしたらお箏だったのでびっくりしました。お箏はあんなにきれいで繊細な音が出るのかと心の底から思いました。

オペラは境さんはすごく声が大きかったです。あそこまで歌いながら声を大きく出すことができるのはすごいと思いました。声はすごく低くて心に響きました。

第3部でのベロ出しチョンマでは物語がおもしろかったです。お箏の音色と物語と声とのタイミングが合っていてびっくりしました。どうやってお箏のメロディーを決めたのか不思議に思いました。

ベロ出しチョンマは聞いたことがなかったけれどチョンマの思いや気持ちが一回で伝わってきました。僕はチョンマをみならってこれからも生きようと思いました。チョンマが槍で突かれる瞬間にベロを出した時のうめの反応はどうだったのでしょう。それにチョンマは最後に笑いをとったので、チョンマは笑いの才能にあふれていたんだと感じました。

お箏は近くで見ると手の動きが速く、びっくりしました。すべての指を使っていて、音に厚さがあり迫力がありました。僕はお箏が好きになりました。今度お箏にさわることがあったら前よりも一生懸命弾いてみたいです。

オペラもお箏も好きになったので、僕がまだ知らないことも知りたくなりました。そんなふうになれたのもお箏とオペラのおかげでありがたいです。




2年 山本 彩乃

ベロ出しチョンマをやる前の歌やお箏の演奏では、歌を歌う合間に歌を聴く時の態度を教えてくださったり、一曲一曲の説明をおもしろおかしくしてくれたので、緊張して体がこちこちにならずリラックスして聞くことができました。

歌の歌い方で学んだことは胸を張って堂々と歌うことです。歌声が体育館に広がっていたので本当に驚きました。また歌の時にただ強く歌うのではなくて、強弱をつけるとまた違った歌のように聞こえることが分かりました。

二十絃のお箏では私は二十絃のお箏は、私は二十絃あると思っていたから、二十一絃あるということを聞きとてもびっくりしました。お箏の弾き方も、私はただ次の絃に手を伸ばして弾くことだけに必死なのに、手の移動からとてもきれいな、なめらかな動きをしていたので、ついうっとりしてしまいました。

ベロ出しチョンマはお箏をたたいて演奏しているのを見て、お箏をたたいて演奏することもあるのだなぁと思いました。おそらく歌だけだとそのときの様子が感じられないかもしれないけど、お箏が入ることでその時の様子というものが頭に浮かぶのだろうと思いました。

歌を聴くことも、お箏のしかも二十絃箏の演奏を聴くことができて、今日はほんとうによかったです。またお箏やオペラを聴く機会があったらいいなと思います。